今日もゴルフへの愛が止まらない!『ゴルフクラブインサイツ』ナビゲーターのK・Kです。
直近に待望のゴルフラウンドを控え、大切なキャディバッグを確実にゴルフ場へ届けるための算段を立てていることとお察しします。
しかし、「ゴルフ宅急便は何日かかるのか」「いつまでに発送すれば間に合うのか」という疑問に対し、明確な答えを持たずに手続きを進めることは、プレー当日にクラブが届かないという最悪の悲劇を招きかねません。
本記事では、感覚論や曖昧な情報を完全に排除し、各配送業者の公式規定、物流のシステム、そしてゴルフ場側の受け入れオペレーションという客観的な事実に基づき、確実なタイムラインを徹底的に分析しました。
さらに、万が一期限を過ぎてしまった場合の合理的な対処法や、輸送中の物理的な衝撃から高価なギアを守り抜くための最強の梱包術まで、余すところなく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、以下のポイントについて明確な最適解を得ることができます

✅各配送業者の規定に基づくプレー日に確実に間に合わせるためのデッドラインと物流の構造
✅コンビニエンスストアからの発送に潜む集荷締め切り時間のシステム的な罠と回避策
✅発送期限を過ぎてしまった場合の経済的かつ合理的なリカバリー戦略と代替案
✅輸送中のカーボンシャフト折れを防ぐための物理的根拠に基づいた鉄壁の梱包手順
ゴルフバッグの宅急便は何日かかるか?基本と注意点
まずは、キャディバッグをゴルフ場へと輸送する際の基本ルールと、その背後にある物流システム、そして多くのゴルファーが陥りやすい「時間の罠」について、客観的なデータとオペレーションの観点から深掘りしていきます。
なぜ特定の期限が設けられているのか、その構造を理解することが確実な発送への第一歩であり、リスクマネジメントの基本となります。
プレー日の二日前の午前発送が絶対条件
国内の主要な宅配業者(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便)を利用してゴルフバッグを発送する場合、公式な基本ルールとして定められている絶対的なデッドラインは「プレー日の2日前までの発送完了」です(出典:ヤマト運輸『ゴルフ宅急便』)。

ここで多くの一般ゴルファーが抱く疑問は、「隣の県や近距離への配送であれば、通常の宅急便なら翌日に到着するのが当たり前なのに、なぜゴルフバッグは前日の発送では間に合わないのか」という点でしょう。
この「2日前のバッファ」が必須となる理由は、決して配送業者の怠慢や都合だけではなく、ゴルフ場側の極めて厳格な朝の受け入れオペレーション要件に起因しています。
一般的なゴルフ場では、毎日100名から、多いところでは300名近くに及ぶ予約来場者のキャディバッグを処理しなければなりません。
早朝のティーオフ(スタート)時間に間に合うよう、マスター室(キャディマスター)のスタッフは、前日の夕方から当日の夜明け前にかけて、届いたバッグをリストと照らし合わせ、指定された電動カートへと正確に割り当てて積み込むという膨大な作業を行っています。
当日の朝に大量の荷物を受け取ってから仕分け・積み込みを行うだけの時間的・人員的な猶予は、ゴルフ場側には一切持ち合わせていないのです。

【物流ネットワークと前日納品の絶対法則】
宅配業者は「プレー当日の朝」に届けるのではなく、システム上「プレー日の前日中」にゴルフ場のフロントや専用倉庫へ確実に荷物を納品する契約となっています。
荷物は営業所を出た後、巨大なハブセンター(ベースターミナル)を経由し、夜通し走る幹線輸送の大型トラックで現地のセンターへと運ばれます。
このターミナル間輸送における仕分け時間や、天候不良・交通渋滞による遅延リスクを吸収し、確実な「前日納品」を担保するためには、物理的にプレーの2日前には最初の集荷を完了させておく必要があるのです。
さらに、データ分析の観点からより確実性を高めるのであれば、単に2日前の夜に出すのではなく、「2日前の午前中」に発送手続きを完了させることが最も安全な最適解であると確信を持って言えます。
午前中に発送を済ませれば、その日の昼便のトラックで最初のターミナルへと運ばれるため、物流網の中でのリードタイム(余裕)が大幅に拡大し、万が一のトラブルにも対応しやすくなるからです。
北海道や沖縄など遠隔地に要する日数
前述の「2日前」という基準は、あくまで本州内など、長距離トラックによる陸路での翌日配送圏内を前提とした基本ルールに過ぎません。
しかし、配送元から遠く離れた地域、具体的には本州から北海道、沖縄、または離島などへゴルフバッグを送る場合は、このタイムラインの前提が根本的に崩れ去ります。
これらの遠隔地への輸送には、航空便やフェリーを用いた海上輸送が介在するため、必要となる日数が劇的に跳ね上がるのです。
航空便を利用する場合、国土交通省の指針に基づく保安基準の厳格化が大きなハードルとなります(出典:国土交通省『モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて』)。

ゴルフバッグは空港の貨物ターミナルにおいて強力なX線検査を通されますが、もしバッグのポケットの中に「使い捨てライター」や「モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)」、「スプレー缶(虫除けや冷却スプレー)」といった航空搭載不可の危険物が一つでも混入していた場合、その荷物は航空機に乗せることができず、陸送や海上輸送へと強制的に振り替えられます。
この振り替えが発生した瞬間、到着までに数日単位の大幅な遅延が確定してしまいます。
【遠隔地への発送デッドラインの目安と安全マージン】
・ヤマト運輸・佐川急便:プレー日の3日前〜4日前の発送が最低ライン。
航空便の遅延やフェリーの欠航(台風や高波などの天候リスク)を物理的データとして考慮すれば、1週間前の発送が推奨されます。
・日本郵便(ゴルフゆうパック):独自の厳格な規定として、航空輸送網の安全確保の観点から使用日の前日から逆算して10日以内に差し出すことが公式に規定されています。
沖縄でのリゾートゴルフや北海道での夏ゴルフなどを計画している場合は、「出発の直前まで自宅の近所の練習場でクラブを打ち込みたい」というゴルファー心理をグッと堪える必要があります。
少なくともプレーの1週間前にはキャディバッグを閉じ、発送手続きを完了させるスケジュールを組むことが、結果として現地での「クラブがない」という大トラブルを回避する唯一の確実な手段となります。
コンビニ夜間持ち込みによる発送の遅れ
日中は会社の業務に追われる一般ゴルファーにとって、24時間365日いつでも荷物を受け付けてくれるコンビニエンスストアは、非常に利便性の高い発送窓口です。
しかし、この「いつでも持ち込める」というシステム上の利便性こそが、多くのゴルファーを絶望の淵に追いやる、最も恐ろしいスケジュールの罠を内包しています。
コンビニエンスストアのレジで店員に荷物を渡し、配送料金を支払い、控えの伝票を受け取った瞬間、人間の心理としては「これで無事に発送手続きが完了した」と錯覚してしまいます。
しかし、物流のシステム構造上、荷物が店舗のバックヤードの床に置かれている状態では、まだ1ミリも輸送は開始されていません。
データとして最も重要な事実は、宅配業者の集荷トラックが店舗を訪れ、担当ドライバーの持つ専用端末(ポータブルターミナル)で荷物のバーコードがスキャンされた瞬間に、初めてシステム上の「発送(荷受)」として処理され、追跡番号がアクティブになるという物理的メカニズムです。

具体的なシミュレーションで解説しましょう。
あなたが金曜日の夜21時に、近所のコンビニへゴルフバッグを持ち込んだとします。
しかし、その店舗を担当する集荷トラックは、すでに夕方の段階でその日の業務を終え、荷物を回収した後です。
あなたのゴルフバッグが物理的に店舗を出発し、ヤマト運輸などのシステムに登録されるのは、「翌日の土曜日の午前中」の集荷便となります。
もし、日曜日のプレーに向けて「2日前の金曜日になんとか出したから間に合うはずだ」と思い込んでいた場合、伝票上の扱いは残酷にも「1日前の土曜日発送」として処理されます。
前述した「2日前の発送が絶対」という物流ルールに照らし合わせれば、日曜日のラウンドには絶望的に間に合わないというロジックが成立してしまうのです。
セブンイレブンの集荷締め切り時間の罠
コンビニ持ち込みにおける集荷のタイムラグについて、ヤマト運輸のゴルフ宅急便と提携している国内最大手チェーン「セブン-イレブン」を例に、さらに具体的なオペレーションデータを分析してみましょう。
これを理解しなければ、締め切り時間を制することはできません。
店舗の立地(都心部か郊外か)や、担当する営業所の配送ルートによって細かな差異はありますが、一般的なセブン-イレブン店舗におけるヤマト運輸の当日の最終集荷時間は、「午後15時から18時の間」に設定されているケースが圧倒的多数を占めます。
夜間帯(19時以降や深夜)の集荷を行っている店舗は、一部の巨大ターミナル周辺などを除き、極めて稀であると予測できます。
なぜなら、夕方以降は各家庭への配達業務(夜間指定配達)がピークを迎え、集荷にトラックを回す余裕が物流業者側にないという構造的な理由があるからです。
【集荷締め切り時間の確実な確認と防衛策】
自分の持ち込む予定のコンビニが、一体何時に最終集荷を迎えるのかは、インターネットの検索エンジンや公式サイトをいくら調べても正確な答えは出てきません(ルートの都合で日々変動するため)。
最も確実かつ唯一のアナログな防衛策は、持ち込み予定の店舗に直接電話をかけ、「ヤマト運輸の宅急便の当日の最終集荷は何時ですか?」とヒアリングすることです。
この「15時〜18時」という最終集荷時間を1分でも過ぎてレジを通した場合、前述の通りすべて「翌日扱い」の荷物となります。
「プレー日の2日前」という絶対条件をクリアするためには、単にカレンダー上の日付を2日前にするだけでなく、「2日前の最終集荷時間前」までに物理的な引き渡しを完了させなければならないという厳しい現実を、データとして認識しておく必要があります。
仕事帰りの夜にしか動けないなど、確実性を担保したいのであれば、コンビニという選択肢を捨て、当日発送の締め切り時間が遅い(19時頃まで当日受付が可能な場合が多い)ヤマト運輸の直営営業所(宅急便センター)へ直接車で持ち込むことを強く推奨します。
各社の料金比較と往復便を活用する利点
物流業界における深刻なドライバー不足(いわゆる「2024年問題」)や、燃料費の高騰、梱包資材の値上がりなどを背景に、重量と容積の大きいゴルフバッグの配送料金は年々上昇傾向にあります。
ここでは、客観的な料金データに基づき、お小遣い制の一般ゴルファーがコストパフォーマンスを最大化するための合理的なアプローチを考察します。
| 配送業者(サービス名) | 片道料金目安(関東〜関東) | 主な持ち込み可能な窓口 | 最新の動向とシステム的特徴 |
|---|---|---|---|
| ヤマト運輸(ゴルフ宅急便) | 約2,510円〜 | 直営店、セブンイレブン、ファミリーマート | 2024年4月より従来のサイズ査定を廃止し、「キャディバッグ規格」を新設。実質的な値上げとなったが、圧倒的なコンビニ網の利便性は最強。 |
| 佐川急便(飛脚ゴルフ便) | 約2,178円〜 | 営業所、取次店 | コンビニからの持ち込みが不可。営業所へ直接持ち込むことで100円の持込割引あり。規定サイズに厳格。 |
| 日本郵便(ゴルフゆうパック) | 約1,830円〜 | 郵便局、ローソン、ミニストップ | 現状は大手3社の中で最安水準だが、2026年10月の運賃改定で大型サイズの大幅値上げが予定されている点に注意。 |
※料金はあくまで一般的な目安であり、決済方法(現金かキャッシュレスか)や持込割引の適用、重量オーバー等の条件によって変動します。
最終的な料金は各社公式サイトにて必ずご確認ください。

この片道2,000円以上、往復で5,000円近くになるランニングコストを最適化し、かつ現地での手間を圧倒的に削減する最も合理的な手段が「往復便(往復宅急便)」の活用です。
往復便とは、行きの発送手続きを行う段階で、帰りの伝票印字と運賃の決済も同時に済ませてしまうシステムです。
これを活用することで、以下のような絶大なメリット(費用対効果とタイムパフォーマンス)が得られます。
- 往復割引の重畳適用:ヤマト運輸の場合、復路(帰り)の荷物1個につき100円引き(日本郵便の場合は120円引き)などの割引が適用されます。さらに、自宅への集荷を呼ばず、営業所やコンビニへ直接持ち込む「持込割引(約100〜120円)」と組み合わせることで、コストダウン効果が最大化します。
- 帰路の圧倒的な手間ゼロ:18ホールを回り終え、疲労困憊の状態でクラブハウスに戻った後、財布を出して精算したり、手書きで細かい伝票を作成したりする手間が一切不要になります。帰りの伝票が印字された専用カバーを被せ、フロントにバッグをポンと預けるだけで直帰できるのです。
当ブログとしては、コスト削減と現地でのタイムパフォーマンスの観点から、「最寄りの窓口への直接持ち込みによる往復便手配」が、現代の一般ゴルファーにとって最も理にかなった選択であると結論付けます。
急ぎの場合はゴルフバッグの宅急便は何日かかる?
ここまでのデータに基づく解説で、2日前の発送が物流の鉄則であることは十分にご理解いただけたはずです。
しかし、人間の行動にはヒューマンエラーがつきものです。
「仕事が忙しすぎて手配をすっかり忘れており、気づけば前日になってしまった」「ルールを知らずに前日の夜にコンビニへ行き、受付拒否されて絶望している」という、背筋が凍るような状況に陥ることもあるでしょう。
ここからは、期限を逸脱してしまった場合のシビアな現実と、そこから被害を最小限に食い止めるための合理的なリカバリー戦略を論理的に分析します。
前日発送で間に合う緊急チャーター便
結論から申し上げますと、ヤマト運輸や佐川急便といった一般的な宅配ネットワーク(ハブ&スポーク方式と呼ばれる、各地域の拠点を中継して荷物を集約・分配していく巨大な路線便システム)を利用して、前日に発送し翌日のゴルフスタート時間に間に合わせることは、システム上100%不可能です。
窓口の担当者にどれだけ頼み込んでも、伝票の受付システム自体が「前日到着指定(プレー日の前日)」をエラーとして弾く仕様になっており、物理的な裏技は存在しません。
それでもどうしても使い慣れた自分のエースクラブでプレーしたい場合の最終手段として、軽貨物の緊急チャーター便(即日マッチングサービス)を利用するという選択肢が存在します。
代表的なものとして、「PickGo(ピックゴー)」や「Lalamove(ララムーブ)」といった、フリーランスの配送ドライバーと荷主を即日でマッチングするプラットフォームが挙げられます。
これらは通常の路線便ネットワークを通さず、集荷場所(自宅)からゴルフ場まで、1人のドライバーが一筆書きで直行(チャーター)するため、前日の夜や当日の早朝であっても、物理的な走行時間さえ間に合えばクラブを届けることが可能です。
【緊急チャーター便のコストという過酷な現実】
チャーター便の料金は「荷物のサイズや重量」ではなく、「ドライバーの拘束時間と走行距離」に完全に比例して算出されます。
例えば、都内の自宅から千葉県のゴルフ場まで片道50〜60kmをチャーターした場合、その料金は通常の宅急便のように数千円では収まらず、1万5千円〜3万円以上という非常に高額な配送料金が請求されるはずです。
深夜や早朝の割増料金が加われば、さらに跳ね上がります。
データ分析家としての客観的な視点から言えば、たった1回のラウンドのために、クラブセットの定価の一部に匹敵するような輸送費を支払うことは、費用対効果の観点から決して推奨できるものではありません。
これはあくまで「会社の社長の接待ゴルフで、絶対に自分のクラブがないとマズい」といった、コストを度外視できる特殊な状況下の救済措置と捉えるべきです。
間に合わない時の救済策は現地レンタル
発送期限を過ぎてしまい、前述したような数万円もする超高額なチャーター便を手配することも非現実的であると判断した場合、ゴルファーが取るべき最も論理的でコストパフォーマンスに優れたリカバリー策は、潔く自分のクラブを諦め、「現地でのクラブレンタル」へ切り替えることです。
これこそが、最悪の事態(プレーのキャンセル)を防ぐ最善手です。

まずは落ち着いて、プレー予定のゴルフ場のフロントに直接電話をかけ、レンタルクラブの在庫状況と料金を確認してください。
一般的なゴルフ場であれば、1セットあたり3,000円〜5,000円程度でフルセットを借りることが可能です。
チャーター便に数万円を支払うことに比べれば、圧倒的に合理的な出費と言えます。
さらに近年では、現地の古いクラブではなく、最新モデルの人気クラブセットをゴルフ場へ直送してくれるオンラインのレンタルサービスも充実してきています。
自分のセッティング(シャフトの硬さ、重量フロー、バランスなど)と全く異なる見知らぬクラブを使うことは、スコアメイクにおいて大きな不安要素になるのは事実です。
スイングのタイミングが合わず、ミスショットが増える可能性も高いでしょう。
しかし、精神論を排してマネジメントのデータで考えれば、「クラブがない状態=ラウンド不可能」という致命的エラー(100%の損失)を回避し、確実にプレーを楽しむ権利と環境を5,000円で買い戻すと考えれば、これほど優秀なリスクヘッジはありません。
スコアは諦め、その日は「色々なクラブを試打できるイベントデー」と割り切る心の余裕が、逆に良い結果を生むこともあります。
百均カバー代用が危険な理由と発送拒否
ここからは、無事に期限内に発送できるスケジュールを確保できた状況において、絶対に避けて通れない「梱包ルール」と、それにまつわる危険なコストカットについて解説します。
クラブを守るための知識は、ギア愛好家として必須の教養です。
ヤマト運輸や佐川急便では、輸送中に他の顧客の荷物(ダンボール等)を傷つけたり、ゴルフバッグ自体がベルトコンベアの汚れで汚損したりするのを防ぐため、「ゴルフバッグ全体を覆う専用カバーの装着」が厳格な必須ルールとなっています。
カバーなしの剥き出し状態では、窓口で受付を完全に拒否されます。
ここで一部のユーザーが試みるのが、「100円ショップで買った特大のゴミ袋やブルーシート、養生テープでぐるぐる巻きにして自作カバーで代用する」というルールのハックです。
しかし、物理的・オペレーション的な観点から、これは極めて危険で非合理的な行為です。

【代用カバーがもたらす致命的リスクと物理的限界】
物流センター内でのベルトコンベアによる高速な自動仕分けや、トラックの荷台での積み重ねにおいて、荷物の表面には想像以上の大きな摩擦力と張力がかかります。
100均の薄いポリ袋やブルーシートは、キャディバッグの硬い金具や、突出したクラブヘッドの角がコンベアの壁に当たった瞬間に、容易に破断します。
破れた状態で輸送がストップして遅延の原因になったり、最悪の場合はコンビニや営業所の窓口の段階で「輸送に耐えうる強度が足りないため受付できない」とその場で拒否され、結局その場で数百円の簡易ビニールカバーを買わされる羽目になります。
発送のたびに毎回営業所で600円〜700円の使い捨て簡易ビニールカバーを購入するのも、長期的なコスト計算で見れば大きな損失です。
年に2回以上、宅急便を利用してゴルフへ行く計画があるゴルファーであれば、摩擦に強く、宅配業者の伝票を確実に入れる専用のクリアポケットが備わった「布製(ポリエステル等)の高耐久トラベルカバー」を一つ購入しておくことが、最も費用対効果の高い合理的な投資となります。
3,000円のカバーでも、5回使えば完全に元が取れる計算です。
クラブが折れるのを防ぐ最強の梱包方法
ギアのデータ分析を専門とする当ブログとして、この記事の中で最も強く警鐘を鳴らしたいのが「輸送中のクラブ破損(特にシャフト折れ)」という悲惨な事故です。
せっかく届いたキャディバッグを開けたら、お気に入りのドライバーのヘッドがもげていた…という事態は、絶対に防がなければなりません。
宅配便による輸送は、航空機への手荷物預け入れ(免責・自己責任となるケースが多い)とは異なり、ヤマト運輸などでは1個につき30万円までの責任限度額(保険)が設定されています。
しかし、カバー未装着や明らかな梱包不備があったと判断された場合は補償の対象外となるリスクがあり、何より「愛着のあるクラブ、エースドライバーがへし折れる」という精神的ダメージと、同じフィーリングのクラブを再構築する手間は計り知れません。
なぜ輸送中に強靭なはずのクラブが折れるのでしょうか。
物理的なメカニズムを分析すると、その原因は「外部からの直接的な圧力の集中」と「フード内部でのクラブ同士の激しい衝突(遊び)」に集約されます。
トラックの荷台で、急ブレーキやカーブの遠心力により、他の重いダンボール荷物がゴルフバッグのフード部分(上部の柔らかいカバー)に倒れ込んできたとします。
その際、バッグの中で最も長く、かつ先端に重いヘッドがついているドライバーのカーボンシャフトのネック部分(ホーゼル付近)に一点集中で荷重がかかり、剪断応力(せんだんおうりょく:物体を挟み切るような力)の限界を超えて、ポッキリと破断するのです。
緩衝材とアイアンでドライバーを守る方法
この致命的な物理的ダメージから、繊細なカーボンシャフトを守り抜くためには、徹底した「クリアランス(隙間)の排除」と「構造的な支柱の構築」が必要です。
以下に、物理的根拠に基づいた最強の梱包手順をステップバイステップで解説します。
この手間をかけるかどうかが、あなたのギアの運命を分けます。

【鉄壁の梱包メソッド:アイアン・スプリント(添え木)構造】
- ステップ1:全ヘッドの保護(傷の防止)
個別のアイアンカバーを持っていなくても、アイアンの各ヘッドにタオルや気泡緩衝材(プチプチ)を巻き、輪ゴムやマスキングテープでしっかりと固定します。これにより、トラックの微小な振動による金属同士の衝突を和らげ、軟鉄鍛造アイアンの凹みやウッドの塗装剥がれを防ぎます。 - ステップ2:支柱の構築(最重要プロセス)
最も長く脆いドライバーやフェアウェイウッドを、バッグの仕切りの「中央」に配置します。そして、その周囲をぐるりと囲むように、硬いスチールシャフトや肉厚のカーボンシャフトを持つ「アイアン」を配置します。これにより、外部からフードに圧力が加わった際、ウッドのシャフトが曲がるよりも先に、アイアンの頑丈なシャフト群が物理的な支柱(スプリント=添え木)となって荷重を受け止め、ドライバーへの直接的な剪断ダメージを回避する堅牢な構造を作り出します。 - ステップ3:空間の徹底排除(エネルギーの分散)
最後にフードを被せる際、フード内部に残る「空洞」に、不要なバスタオル、丸めたTシャツ、あるいは大量の新聞紙を限界まで詰め込みます。バッグを揺すった時に「ガチャガチャ」という音が一切鳴らない状態(完全な固定状態)を作り出すことが重要です。隙間がなければ運動エネルギーが発生せず、トラックの振動による衝撃を全体で吸収・分散する究極の防衛策となります。
データと物理法則に基づけば、隙間なく固定され、構造的に補強された物体は、外部衝撃に対して極めて高い耐性を示すことが確信できます。
この数分の作業が、あなたの30万円のギアを守るのです。
ゴルフバッグの宅急便は何日かかるのか?を総括
本記事の総括として、ゴルフの宅急便に関するスケジュールと必須要件を再確認し、あなたの次なるラウンドへの準備を完璧なものにしましょう。

物流システムとゴルフ場側のオペレーションという客観的データを分析した結果、安全かつ確実にクラブを現地へ届けるためのデッドラインは「プレー日の2日前の午前中までの発送(直営営業所への持ち込み)」であると断言できます。
北海道や沖縄などの航空便・海上輸送を伴う遠隔地の場合は、天候リスクを加味して3日前〜4日前(可能なら1週間前)の発送が絶対条件となります。
また、コンビニエンスストアを利用する際は、レジを通した時間ではなく「15時〜18時頃の最終集荷時間」を過ぎるとシステム上翌日扱いになるというトラップを常に警戒し、事前に店舗へ確認する癖をつけてください。
そして、期限を守ることと同等に重要なのが、高価なギアを物理的破壊から守るための「専用トラベルカバーの準備」と「隙間を排除した徹底的なアイアン・スプリント梱包」です。
これらの知識と事前準備を怠らなければ、重いキャディバッグを引きずって満員電車や新幹線に乗るストレスから完全に解放され、最高のコンディションとメンタルで1番ホールのティーイングエリアに立つことができるはずです。
知識とデータは、ゴルファーを予期せぬトラブルから守る最強の武器となります。
ご自身のスケジュールを今一度カレンダーで確認し、余裕を持った手配を進めてください。
最終的な受付時間や規定については、念のためヤマト運輸などの公式サイトや窓口での確認も併せて行うことをお勧めします。
それでは、グッド ゴルフ ライフを!
