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ユーティリティの飛距離をロフトクリープで選ぶ!アイアンと繋ぐ設定

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こんにちは、ゴルフクラブインサイツを運営しているK・Kです。

7番アイアンの飛距離に関する悩みと、それがスイングのせいだけではないことを問いかけるスライド画像

ゴルフをプレーしていると、どうしても気になってしまうのがアイアンの飛距離ですよね。特に最近は、同じ番手なのに周りの人と飛距離が全然違ったり、昔よりも番手ごとの距離の階段が作りにくくなったりして、アイアンの飛距離の平均や目安がわからず不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ネットでアイアンの飛距離を伸ばす方法を検索しても、力任せに振ることばかりが強調されていて、何が正解か迷ってしまいますよね。

アイアンの飛距離が落ちた原因を自分のスイングのせいだと思い込んで悩んでいる方もいるかもしれませんが、実はクラブの進化、いわゆるロフトクリープ現象が影響していることも少なくありません。

この記事では、7番アイアンの飛距離を基準にした現実的なデータや、ヘッドスピードに合わせた最適なクラブ選びのコツを分かりやすく紹介します。

最後まで読んでもらえれば、自分にぴったりのユーティリティの選び方や、コースで170ヤードを確実に狙うための戦略が見えてくるはずですよ。一緒にゴルフをもっと楽に、楽しくしていきましょう。

 

≡記事のポイント
✅ヘッドスピードや性別ごとのアイアンの飛距離目安がわかる
✅ロフトクリープが番手選びに与える意外な影響を理解できる
✅アイアンとユーティリティを賢く組み合わせるセッティング術が身に付く
✅飛距離を安定させ、スコアアップに直結する具体的な練習ドリルが学べる
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アイアンの飛距離とロフトクリープの密接な関係

アイアン選びにおいて、多くのゴルファーが「番手の数字」という呪縛に囚われています。

しかし、今のクラブ開発における「ロフトクリープ(ロフトのストロング化)」を知らずに番手を選ぶことは、地図を持たずに航海に出るようなもの。まずは、現代のアイアン飛距離の物理的背景をしっかりと理解していきましょう。

アイアンの7番番手において、昔の34度から現代の28度へとロフト角が変化しているロフトクリープ現象の比較図

※サクッと要点解説、この記事の要約動画です。

アイアンの飛距離目安をヘッドスピード別に解説

アイアンの飛距離を考える際、最も重要なのは「自分がキャリーで何ヤード打てるのか」を正しく把握することですね。多くの人はランを含めたトータル飛距離を基準にしがちですが、グリーンを狙うショットでは「どこに落ちてどこで止まるか」がスコアを左右します。

一般的に、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後の男性アマチュアであれば、7番アイアンでキャリー130〜140ヤードがひとつの適正な目安かなと思います。

男子アマ、ハードヒッター、女子アマそれぞれのヘッドスピードにおけるアイアン5番・7番・9番のキャリー飛距離目安表

番手 男子アマ (HS 40m/s) ハードヒッター (HS 45m/s) 女子アマ (HS 30m/s) PGAツアー平均
5番アイアン 145-160y 180y+ 100-110y 194y
7番アイアン 120-140y 160y+ 80-95y 172y
9番アイアン 95-115y 125y+ 65-75y 148y
PW 80-100y 115y+ 55-65y 136y

ここで注目してほしいのが、実はプロとアマチュアで「弾道の高さ」にはあまり差がないという点です。弾道測定器の世界的リーダーであるTrackmanのデータによると、PGAツアープロのアイアンショットにおける最高到達点(ピークハイト)は、どの番手でも約30ヤード(約27メートル)前後に揃っています(出典:Trackman『PGA & LPGA Tour Stats』)。

これは、彼らが番手ごとのロフト角を使いこなし、一定の高さを維持することで「狙ったキャリー」を正確に刻んでいる証拠なんです。一方、アマチュアはロングアイアンほど弾道が低くなり、キャリーが不足する傾向にあります。詳しい番手ごとの特徴については、番手別アイアンの飛距離を伸ばす正しい知識でさらに深掘りして解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

最近の「飛び系アイアン」は、ロフトが立ちつつも低重心化により高さを出す設計になっていますが、それでもヘッドスピードが不足するとボールを浮かせきれず、結果として番手間の飛距離差がなくなる「団子状態」に陥ることがあります。数値はあくまで一般的な目安ですので、自分のキャリーがどうなっているかを常に意識しましょう。

アイアンの飛距離アップを語る上で欠かせないのが「スマッシュファクター(ミート率)」です。プロはアイアンでも1.3以上の数値を安定して出しますが、多くのアマチュアは1.2前後。つまり、ヘッドスピードを上げる努力をする前に、まずは芯で捉える「効率」を上げることが飛距離への最短ルートなんです。

特に、現代のアイアンはフェースのどこに当たってもそこそこ飛んでしまうため、本当の「芯」を外していることに気づきにくいという側面もあります。自分のスイングスピードに対して、ボールにどれだけエネルギーを伝えられているかをデータで確認する習慣をつけたいですね。

7番アイアンの平均データと飛ばない原因を分析

ゴルフにおいて「7番で150ヤード」という数字は、多くの男性アマチュアにとってひとつのステータスのように語られます。しかし、現実は厳しいもので、平均的なゴルファーの7番アイアンのキャリーは130ヤード台であることが多いのが実情です。

もしあなたが「以前より飛ばなくなった」「飛び系アイアンを使っているのに期待したほど距離が出ない」と感じているなら、その原因は技術的なインパクトの形に隠されているかもしれません。

アイアンが飛ばない最大の要因は、インパクト時にフェースが上を向いてしまう「すくい打ち(スクーピング)」です。

本来、ロフト30度のアイアンであれば、インパクトでは25度前後に立てて当てる(ハンドファースト)のが理想ですが、多くの人は逆に40度近くまで寝かせて当ててしまっています。これにより、ボールに効率よくエネルギーが伝わらず、高く上がるだけで前に飛ばない弾道になってしまうんですね。

アイアンショットにおいて、ロフトが寝てしまう「すくい打ち」と、理想的な「ハンドファースト」のインパクト時のロフト角の違いを示したイラスト

特に最近の激飛び系アイアンは、ロフト設定が非常に立っています(7番で25度前後など)。これに「すくい打ち」が加わると、バックスピン量が不安定になり、ある時は飛びすぎ、ある時は失速するという「縦距離のバラツキ」を招くことになります。道具の進化に合わせて、私たちのインパクトも「厚く捉える」ことが求められているんです。

また、ボールを捕まえようとして手首をコネてしまう動きも、初速を落とす大きな原因です。インパクトの瞬間に手がヘッドよりも前にある状態、つまりハンドファーストをキープできれば、ロフトが適正化され、ボールに強烈な押し込みが加わります。これが「重い球」を打つための秘訣といえます。

ロフト角が3度変わるだけで飛距離は約10ヤード変化すると言われていますが、インパクトの瞬間にロフトを立てて当てることができれば、同じスイングでも番手1つ分、あるいは2つ分の飛距離アップが物理的に可能になります。自分のアイアンのカタログロフトを確認し、それよりも数度立てて当てるイメージを練習場で養ってみてください。

入射角とミート率の関係

アイアンの飛距離を最大化するには、ヘッドスピードだけでなく「スマッシュファクター(ミート率)」を上げる必要があります。アイアンにおける理想的なミート率は1.3前後の数値です。これが1.2を切ってしまうと、どんなに速く振ってもボールは飛びません。

ボールを打つ前に、自分のスイングが「点」で捉えるような鋭角すぎる入り方になっていないか、あるいは「線」で捉えるシャローな入り方になっているかをチェックしてみてください。最近の低重心・幅広ソールなアイアンは、少し手前から滑らせるように「ゾーン」で捉えるほうがミート率が安定しやすいですよ。

女性も飛ぶ!アイアンの飛距離を伸ばす打ち方

女性ゴルファーの多くは、ヘッドスピードの限界から「アイアンでボールを上げる」ことに苦労されています。7番アイアンで80〜90ヤード飛べば平均的ですが、これを100ヤードの大台に乗せたいなら、まず意識を変える必要があります。

非力だからといって「払い打つ」ことだけに専念すると、むしろソールが跳ねてしまい、飛距離ロスに繋がるからですね。ボールを拾い上げるのではなく、体の回転軸をキープしたまま「打ち抜く」感覚が重要です。

女性が飛距離を伸ばすコツは、スイングの「円の大きさ」を意識することです。無理に力を入れようとして肘が引けたり、手首を使いすぎたりすると、スイングアークが小さくなり、ヘッドが走りません。ゆったりとしたリズムで、左足にしっかりと体重を乗せながら振り切る。これだけで、インパクトの効率は劇的に改善されます。

また、女性こそ「ロフト角」に注目したセッティングが重要です。下の番手の距離が気になる方は、ギャップウェッジとは?女性の飛距離目安と初心者への必要性を解説を参考に、アイアンからウェッジへの繋がりを見直してみるのもいいですね。

女性用アイアンは、男性用に比べてストロングロフト化が緩やかなモデルが多いですが、その分「自力で高さを出す」必要があります。もし7番でボールが上がらずに転がってしまうようなら、無理にアイアンにこだわらず、重心が深くてボールを拾ってくれるユーティリティに積極的に替えていくのが、スコアアップへの最短ルートです。ゴルフは楽をしていいスポーツですからね。

さらに、女性がアイアンで飛距離を稼ぐためには、インパクトゾーンの「長さ」を意識してみてください。インパクトの瞬間だけを強く叩こうとすると、筋肉量が少ない女性は反動で軸がぶれてしまいます。

そうではなく、ボールの先30センチまでフェースが芝の上を滑り続けるようなイメージで振り抜くと、ボールにパワーがしっかり伝わり、最高到達点が高くなります。高さが出ればキャリーが伸び、バンカーや池を越えるのも怖くなくなりますよ。道具の軽さに甘えすぎず、自分の体の大きな筋肉(背中や腰)を使ってクラブを放り投げるように振ってみてください。

正確なキャリーを知るために計測器を活用しよう

ゴルフにおいて最も避けるべきは「飛距離の誤解」です。「会心の当たりで150ヤード飛んだ」という記憶を基準にして番手を選ぶと、実際のコースではショートを連発することになります。私が常々おすすめしているのは、簡易的な弾道計測器を練習場へ持ち込むことです。

今は数万円で購入できる高性能なモデルがたくさんありますから、活用しない手はありません。これを私は「飛距離の健康診断」と呼んでいます。

計測器を使う最大のメリットは、自分の「スマッシュファクター(ミート率)」を可視化できることです。これはボール初速をヘッドスピードで割った数値で、アイアンなら1.3以上を目指したいところ。もしヘッドスピードはあるのに飛距離が出ていないなら、それは芯を外しているか、ロフトが寝て当たっている証拠です。

また、練習場のレンジボールとコースの本球では飛距離が異なりますから、その差(一般的に本球の方が5〜10%飛ぶ)も考慮に入れる必要があります。私自身、計測器を使うようになってから「自分は意外と飛んでいない」という事実にショックを受けましたが、それがコースマネジメントを劇的に向上させてくれました。

最近の計測器では、飛距離だけでなく「バックスピン量」や「打ち出し角」も分かります。例えば、7番アイアンでスピン量が4,000回転以下だとボールがグリーンで止まらず、7,000回転を超えると吹け上がって飛びません。こうしたデータを積み重ねることで、「自分のゴルフを数字で語れる」ようになり、コースでのクラブ選択に一切の迷いがなくなりますよ。

「自分の飛距離を科学する」ことが、実は最も早く上達するための近道かもしれません。自分のキャリーを正確に知っていれば、10ヤード刻みのマネジメントが驚くほど正確になります。また、ミスショットの時にどれだけ距離が落ちるか(例えば、芯を外すと何ヤード飛距離をロスするか)を知ることも、コース攻略における強力な武器になります。

ぜひ、自分専属の「キャディさん」として計測器を相棒にしてみてください。

アイアンの飛距離が落ちた時に試すべき練習方法

飛距離の衰えを感じたとき、多くの人は「筋トレをしなきゃ」と思いがちですが、実際にはスイングの「最下点コントロール」を修正するだけで飛距離が戻ることはよくあります。

アイアンの飛距離ロスを防ぐために私が一推しする練習ドリルが、低いティーアップでのショット練習です。芝の上から打つのとは違い、ごまかしが効かないため、自分の本当のインパクト精度が露わになります。

ショートティーにボールを乗せ、それをアイアンで打つだけなのですが、ポイントは「ティーを叩かずに、ボールだけをクリーンに拾う」ことです。これができるようになると、入射角がシャロー(緩やか)になり、現代の低重心アイアンに最適な当たりが生まれます。

また、最新の「中空構造アイアン」や、テーラーメイドのMG4のような高度な重心設計を持つモデルを活用するのも、物理的に飛距離を底上げする賢い方法です。テクノロジーは時に、数十年のブランクすら埋めてくれます。

エネルギー効率を最大化するインパクトイメージ

ボールを真上から叩きつけるのではなく、ボールの「右頬」をパチンと横から叩くようなイメージを持ってみてください。これにより、適正なサイドスピンとドロー回転が加わりやすくなり、飛距離効率が最大化されます。

地面を掘るのではなく、芝を薄く削り取るような「ゾーン」でのインパクトを意識することで、ミート率は劇的に向上します。これはいわゆる「ターフを取る」動きにも繋がりますが、あくまで結果として取れるのであって、自分から地面を突き刺しに行くのとは違うということを体感してほしいです。

また、練習の最後には必ず「全力の8割」で振る練習を取り入れましょう。10割の力で振るとフォームが崩れ、芯を外すリスクが高まるからです。芯で捉える「8割スイング」の方が、力んだ「10割スイング」よりも圧倒的にキャリーが出るという現実を、練習場で実感してみてください。

正確な情報は公式サイトをご確認いただき、自分に合うシャフトやヘッドを見つける参考にしてくださいね。自分に合わない重すぎるシャフトは飛距離ロスの元ですよ。

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ユーティリティ活用でアイアンの飛距離を伸ばす

「アイアンは飛ばすための道具ではなく、止めるための道具」と言われますが、それでも一定の距離は必要。そこで救世主となるのがユーティリティ(UT)です。

特に、ロフトクリープによって難易度が上がったロングアイアンの代わりとして、UTをどう使いこなすかが現代ゴルフの鍵となります。無理な挑戦をするより、賢い選択をするのが現代のセオリーです。

ロフト26度より立った難しいアイアンの代わりにユーティリティを選択することを推奨する、アイアン飛距離新常識の図解

ユーティリティとアイアンの番手別の飛距離管理

ユーティリティ選びで最も失敗しやすいのが「番手(数字)」だけで選ぶことです。多くの人が「4番アイアンの代わりだから4Uにしよう」と考えますが、メーカーによって4Uのロフトは20度から23度まで幅があります。

セッティングの鉄則は、ロフト角の階段を3〜4度刻みで作ることです。例えば、自分の7番アイアンのロフトが30度なら、その上は26度、さらにその上は22度というように繋ぐのが理想的ですね。

実は、アイアンとユーティリティでは飛距離特性が全く異なります。同じロフト角でもUTの方がシャフトが長く、低重心なので、確実にアイアンより飛距離が出ます。この「飛距離のギャップ」をあらかじめ計算に入れておくことが大切です。アイアンとUTの境界線をどこに引くかで、コース難易度はガラッと変わりますよ。

5番アイアンや6番アイアンを何番のユーティリティに入れ替えるべきか、適正ロフト角と番手の移行目安を示した表

現在のアイアン上限 入れ替えるべきユーティリティ 適正なロフト角
5番アイアン (24度) 4U または 5U 22〜23度
6番アイアン (27度) 5U または 6U 25〜26度
7番アイアン (30度) 6U または 7U 28〜30度

私がお勧めする「境界線」は、ロフト26度付近です。ヘッドスピード40m/s前後のアマチュアにとって、26度より立っている(数字が小さい)アイアンで安定して高さを出すのは非常に困難。だからこそ、その領域は「道具の優しさ」に頼り、UTに任せてしまうのが、スコアを崩さないための賢い選択と言えるでしょう。

また、UTはアイアンに比べてスイートスポットが広いため、芯を外した時の飛距離ロスが格段に少ないのも魅力です。コースでは完璧なショットなんてそうそう出ませんから、この「ミスへの強さ」こそが最も強力な武器になります。

おすすめのユーティリティで170ヤードを狙う

多くのゴルファーにとって「170ヤード」はひとつの壁ですよね。5番アイアンでは当たらない、かといってフェアウェイウッドでは大きすぎる……そんな場面でこそ「ウッド型ユーティリティ」の出番です。

このクラブの最大の特徴は、アイアンよりも重心が深く、ボールが勝手に上がってくれるところにあります。アイアンのような鋭いスイングではなく、フェアウェイウッドのような「運ぶスイング」で170ヤードを攻略できるんです。

170ヤードを楽に打つためのポイントは、「ロフト23度から25度のUT」を一本、信頼できる相棒として持つことです。この番手は、狭いホールのティーショットや、ロングホールの2打目など、非常に汎用性が高い。ウッドのような「払い打ち」と、アイアンのような「打ち込み」のどちらにも対応できる設計になっているため、ラフからでもボールを拾ってくれます。

無理にアイアンで力んでミスをするよりも、UTでサラッと打ってグリーン周りまで運ぶほうが、結果的にパーやボギーで上がりやすくなります。まさに「大人のゴルフ」への近道ですね。

5番アイアンが当たらない170ヤードの場面で、ロフト23〜25度のウッド型ユーティリティを使ってグリーンの中心を狙う攻略法の図解

UTの選び方のコツとして、シャフトの重量にも気を配ってみてください。アイアンが重めのスチールシャフトならUTもスチール、アイアンがカーボンならUTもカーボンといったように、重量の流れ(フロー)を合わせることで、スイングのリズムが一定になり、致命的なミスを防ぐことができますよ。重量の差が大きすぎると、持ち替えた時に感覚が狂ってしまいますから注意してくださいね。

私のおすすめは、あえて「優しすぎる」と感じるモデルを選ぶことです。UTを使う目的は飛距離の最大化ではなく、安定したキャリーの確保。であれば、ソールが広くて投影面積が大きく、構えた時に安心感があるものを選んでください。

170ヤード先のピンではなく、170ヤード先にある「グリーンの中心」を狙うための道具としてUTを定義すれば、あなたのセカンドショットの成功率は驚くほど上がるはずですよ。

飛び系アイアンの性能を引き出すボール位置

ロフトクリープが進んだアイアンを使いこなすには、アドレスの微調整も欠かせません。通常のアイアンと同じようにボールを真ん中寄りに置いてしまうと、ロフトが立っている分、上から打ち込みすぎてボールが上がらず、キャリーが出ないまま終わってしまうことがあります。

そんな時は、「ボール半個分だけ、左足側に寄せてみる」のが解決の糸口になるかもしれません。これによってインパクトのタイミングが最適化され、ロフト本来の飛距離が引き出されます。

ボールを少し左に置くことで、クラブが最下点付近を通るタイミングでインパクトを迎えられるようになり、打ち出し角度を高く確保できます。これは、アッパー気味に打つドライバーと、ダウンブローに打つアイアンの中間のようなイメージですね。

また、身体の回転を止めずに最後まで振り抜くことで、低重心設計のメリットを最大限に引き出し、高弾道なキャリーショットが打てるようになります。インパクトの瞬間に頭がボールより右に残る「ビハインド・ザ・ボール」を意識すると、さらに弾道が高くなりやすくなります。

ただし、左に置きすぎると「あおり打ち」になり、フェースが被って左に引っかける原因にもなります。練習場で一球ごとにボールの位置を1センチ単位で変えてみて、最も自分の弾道が安定し、かつ高さが出るポイントを探ってみてください。

この「自分だけの正解の位置」を見つける作業こそが、上達の醍醐味ですよね。自分の感覚とデータの誤差を埋めることが大切です。

また、ボール位置を調整する際は、フェースの向きも再チェックしてください。ロフトが立っているクラブは、少しでもフェースが被って入ると一気に飛距離が落ちたり、逆方向に飛んだりしやすくなります。

常にターゲットラインに対してスクエアであることを確認しながら、自分にとって最も効率よくパワーが伝わる「スイートスポット」を探り当てましょう。数ミリ、数センチのこだわりが、コースでの大きな自信に変わりますよ。

ロフトの適正化を実現する右足立ちドリルの効果

アイアン本来の飛距離を取り戻すために私が一推ししたいのが「左足立ちドリル(右足グイッ)」です。これは、右足の体重を完全に抜き、左足一本で立つ感覚でハーフスイングを行うもの。

この練習がなぜ効くかというと、「ハンドファーストでしか打てない状況」を強制的に作るからなんです。このドリルで得られる気づきは、どんな理論書よりも価値があります。

具体的な方法は以下の通りです。

  1. 通常のアドレスから、左足のつま先を地面に軽く触れる程度にして、体重の9割を右足に乗せます。
  2. その姿勢をキープしたまま、腰から腰のハーフスイングでボールを打ちます。
  3. インパクトの瞬間、右足の裏で地面を強く踏みしめる「地面反力」を感じられたら成功です。

この練習の素晴らしいところは、「右に体重が残ったままのすくい打ち」では絶対にボールを打てないという点です。右に体重が残るとバランスを崩してよろけてしまうため、本能的に体が正しいインパクトの形(ハンドファースト)を作ろうとします。

このドリルを数回行った後に通常のスイングに戻すと、アイアンのフェースがボールを厚く捉える感触に驚くはずです。手が先行し、ロフトが立って当たる感覚こそが、飛距離の正体なんです。

体重の9割を左足に乗せてハンドファーストのインパクトを習得する、左足立ちドリルの手順(アドレス、トップ、インパクト)のイラスト

この練習は、自宅での素振りでも十分に効果があります。右足に9割の体重を乗せ、インサイドから低くヘッドを抜いていく。この感覚が染み込めば、コースでも「厚いインパクト」が自然とできるようになります。飛距離アップだけでなく、ダフリやトップの解消にも繋がる万能ドリルですよ。練習の最初に10回ほどこれを取り入れるだけで、その日のアイアンの質が見違えます。

アイアン型ユーティリティのメリットと選び方

ウッド型のユーティリティが主流ですが、一方で「アイアン型ユーティリティ」という選択肢もあります。見た目がロングアイアンに近く、ターゲットに対して真っ直ぐ構えやすいのが特徴です。主にアイアンの流れを大切にしたい上級者や、強い風の中でも低い球で攻めたいパワーヒッターに好まれます。

いわゆる「ドライビングアイアン」的な役割として人気がありますが、最近はアマチュアでも使いやすい中空モデルが増えていますね。

アイアン型UTのメリットは、なんといってもその「操作性」です。ウッド型はどうしてもスピン量が増えやすく、吹け上がってしまうことがありますが、アイアン型は強いライナー性の球が打ちやすく、ランも稼げます。

ティーショットで距離を刻みたい時や、狭いホールの攻略には非常に心強い武器になりますね。また、ラフから打つ際も、フェースの厚みのおかげで芝の影響を受けにくいと感じる人も多いです。

ただし、大きなデメリットとして「ミスへの許容範囲が狭い」という点があります。重心が浅いため、芯を外すと極端に飛距離が落ちますし、ヘッドスピードが45m/s以上ないとキャリーで高さを出すことが非常に困難です。

もし、あなたが「楽に、確実に、170ヤード先のグリーンで止めたい」と考えているなら、まずはウッド型から検討するのが無難かなと思います。道具選びにプライドは不要ですからね。

道具選びで迷った時は、自分の「苦手な状況」を思い出してください。ラフから打つことが多いならウッド型、ティーアップして使うことが多いならアイアン型といった具合に、使用シーンをイメージして選ぶのが失敗しないコツです。

迷ったらゴルフショップの計測器で「キャリーの高さ」を比較してみてくださいね。最終的な判断は信頼できるフィッターさんなど、専門家にご相談ください。自分に最適なシャフトとの組み合わせも、アイアン型では特に重要になりますよ。

アイアン飛距離のロフトクリープとユーティリティ総括

ここまで見てきたように、現代のアイアン飛距離は「ロフト角」という物理的要因に支配されています。ロフトクリープが進んだ今のクラブ環境では、番手の数字を信じすぎるのは危険。

大切なのは、自分にとって最適な「ロフトの境界線」を見つけ、それをアイアンとユーティリティでどう繋ぐかという戦略的な視点です。昔のゴルフの常識にとらわれず、最新のデータと道具を味方につけることが、何よりの近道となります。

結局のところ、ゴルフにおいて飛距離を最大化し、かつ安定させるためには、「正しい知識」に基づいた「正しい道具選び」と、それを使いこなすための「効率的なインパクト」をセットで考える必要があります。

自分のキャリーを正確に知り、無理な番手はUTに任せる。そんな柔軟な考え方こそが、ベストスコア更新への唯一の近道だと私は確信しています。アイアンもUTも、あなたの意思をボールに伝える大切なパートナー。相性をしっかり見極めてあげてくださいね。

キャリーの把握、ロフトクリープの理解、UTへの変更、ドリル習得など、アイアン飛距離を最適化するためのまとめチェックリスト

この記事のポイントまとめ

  • 自分の「キャリー」を計測器で把握する
  • ロフトクリープ(ストロングロフト化)の影響を正しく理解する
  • ロフト25度以下のアイアンは、迷わずユーティリティに替える
  • 左足立ちドリルでハンドファーストのインパクトを習得する

道具の進化を味方につければ、ゴルフはもっと楽に、そして面白くなります。皆さんが自分の飛距離に自信を持ち、次のラウンドで素晴らしいショットを連発されることを応援しています。

正確なスペック情報は各クラブメーカーの公式サイトをご確認いただき、自分に最適なセッティングを見つける旅を楽しんでくださいね!何かわからないことがあれば、いつでも専門のフィッターさんに聞いてみるのが一番ですよ。楽しいゴルフライフを!

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