
こんにちは、ゴルフクラブインサイツのK・Kです。
みなさん、ゴルフを楽しんでいますか?
今回は、アベレージゴルファーの救世主とも呼ばれる「ドルフィンウェッジ」についてお話ししようと思います。
実はこのクラブ、一部では「逆に難しい」とか、「打つとシャンクが止まらなくなる」といった声を耳にすることがあるんですよね。
特にDW-118とDW-120の違いがよく分からなかったり、冬場の薄い芝だと跳ねる感覚があったりと、選び方や使い方に迷っている方も多いのではないでしょうか。
私自身、これまでに数え切れないほどのウェッジを試してきましたが、このクラブには明確な「取扱説明書」が存在すると強く感じています。
今日はそんなドルフィンウェッジの誤解を解きつつ、みなさんの悩みを解決するためのヒントを、私の経験を交えて詳しく解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
✅ドルフィンウェッジでシャンクやトップが出る物理的な原因と対策
✅「難しい」と感じてしまうスイングの癖とオートマチックな打ち方のコツ
✅DW-118(ストレート)とDW-120(グース)の決定的な違いと選び方
✅バンカーやアプローチの苦手を克服するための最適なモデル選定
ドルフィンウェッジは難しい?シャンクや跳ねる原因
ドルフィンウェッジがなぜ一部のゴルファーにとって「難しい」と感じられてしまうのでしょうか。
その原因は、クラブ自体の性能が悪いからではありません。
むしろ、性能が尖っているからこそ、使い方や状況との「ミスマッチ」が起きやすいのです。
ここでは、シャンクや跳ねるといった具体的なミスの原因を、物理的な視点から徹底的に深掘りしていきます。
上級者が操作性を求めて難しいと感じる理由
「簡単だと思って買ったのに、逆に難しく感じる」
「イメージ通りの球が出ない」
このような感想を持つ方の多くは、実はある程度ゴルフの腕に覚えがある中級者から上級者の方だったりします。
これには、スイングの技術レベルとクラブの設計思想の間に、明確なギャップがあるからなんです。
ドルフィンウェッジの最大の特徴は、独自のソール形状によって「フェースを開かなくても、スクエアに構えて打てば勝手にボールを拾ってくれる」という、極めてオートマチックな性能にあります。
これは、車の運転で例えるなら、最新の「自動運転支援システム」のようなものです。
ハンドルに手を添えているだけで、車線の中央をキープし、前車との距離を自動で調整してくれる。
とても便利ですよね。
しかし、普段からマニュアル車を運転し、自分で細かくギアチェンジを行い、コーナーの進入角度を繊細にコントロールすることに喜びを感じているドライバーにとってはどうでしょうか?
「勝手にハンドルが動く感覚が気持ち悪い」
「自分のタイミングで曲がりたいのに、システムが邪魔をする」
そう感じてしまうはずです。
これと同じことが、ドルフィンウェッジでも起きています。
普段からライの状況に合わせてフェースを開いたり閉じたりして球筋を操作することに慣れている上級者にとって、この「勝手にやってくれる」挙動は、時として邪魔な存在になります。
例えば、少しフェースを開いてスピンを効かせた低い球を打ちたい場面。
上級者は自分の技術でフェースの向きと入射角を調整しますが、ドルフィンウェッジのソールは「ミスを防ごう」として機能します。
その結果、ソールが地面に当たった瞬間にヘッドの挙動が補正され、意図したよりも球が高く上がってしまったり、スピンのかかり方がイメージと異なったりするのです。
これが「自分の感覚と出球が一致しない」という違和感につながり、結果として「このウェッジは難しい」という評価になってしまうわけですね。

ここがポイント!
ドルフィンウェッジは「マニュアル操作」よりも「オートマチック運転」が得意なクラブです。自分でハンドルを切りすぎると、事故(ミス)のもとになります。
つまり、上級者がこのクラブを使う場合は、「自分の技術を一旦封印する」という割り切りが必要になります。
逆に言えば、余計な操作をせずにクラブに仕事をさせることができるようになれば、上級者にとってもこれ以上ないほど楽な武器になるはずです。
まずは「自分で何とかしようとしないこと」。
これが、ドルフィンウェッジと仲良くなるための第一歩なんですよ。
フェースを開くとシャンクする物理的メカニズム
ドルフィンウェッジを使っている方から最も深刻な悩みとして寄せられるのが、「シャンクが止まらない」というものです。
アプローチイップスの救世主として導入したはずが、これでは逆に悪魔に見えてしまいますよね。
私も、相談を受けた方のスイングを見て、「ああ、これはシャンクが出る構えだな」と直感することがよくあります。
でも安心してください。
これには物理的な原因がはっきりと存在し、理屈さえ分かればすぐに直せるんです。
まず、ドルフィンウェッジの独特な形状をよく見てみましょう。
特にヒール側(シャフト寄り)のソールに、独特のボリュームがあるのが分かりますか?
これは「ヒールフィン」と呼ばれる部分で、バンカーなどでヘッドが砂に潜りすぎるのを防ぐための重要な工夫なんです。
しかし、この形状には一つだけ副作用があります。
それは、フェースを大きく開いて構えると、リーディングエッジ(刃)よりもネック(ヒール部分)が前に出やすくなるという特性です。
一般的なティアドロップ型のウェッジであれば、多少フェースを開いてもネックが極端に前に出ることはありません。
しかし、ドルフィンウェッジの場合、ヒール側の盛り上がりが邪魔をして、開けば開くほど、ボールに対してネック部分が近づいていってしまうのです。
この状態で、一般的なウェッジのセオリー通りに「フェースを開いて、アウトサイドインのカット軌道でボールを捕まえにいく」ような打ち方をするとどうなるでしょうか?
クラブヘッドがボールに近づいていく際、フェースの芯よりも先に、前にせり出したネック部分がボールに到達してしまいます。
「カツッ!」
乾いた音と共に、ボールは右斜め45度へ一直線。
これが、ドルフィンウェッジ特有のシャンクの正体です。
つまり、打ち方が悪いというよりも、「ドルフィンウェッジでやってはいけない構え方」をしてしまっていることが最大の原因なんですね。

注意点!
ドルフィンウェッジを使用する際は、極端にフェースを開く動作は避けましょう。スクエアに構えることが、このクラブの性能を最大限に引き出すカギです。
対策は非常にシンプルです。
「フェースを開かないこと」。
これに尽きます。
バンカーショットであっても、無理にフェースを開く必要はありません。
スクエアに構えても、ソールが勝手に仕事をしてボールを上げてくれます。
「開かないと出ないんじゃないか」という不安があるかもしれませんが、一度騙されたと思って、スクエアに構えたまま打ってみてください。
シャンクの恐怖から解放されるだけでなく、驚くほど簡単にボールが上がることに感動するはずですよ。
硬い地面でソールが跳ねる時の対処法とバンス
「バンカーからは簡単に出るけど、冬場の薄い芝やベアグラウンド(土がむき出しの場所)からは跳ねてしまってトップする」
という声も、非常によく聞きます。
特に日本の冬のゴルフ場は、芝が枯れて地面がカチカチになりますから、ウェッジ選びは死活問題ですよね。
実はこの「跳ねる」という現象も、ドルフィンウェッジが持つ「潜らない」という性能の裏返しと言えます。
ドルフィンウェッジは、ソール幅が広く、地面や砂に潜り込まないように設計されています。
これは、ふわふわの柔らかいバンカーや、ヘッドが絡みつくような深いラフでは、ヘッドが埋まらずに抜けてくれるため、絶大な威力を発揮します。
しかし、コンクリートのように硬い地面の上ではどうでしょうか。
その広いソールが、地面に弾かれてしまう「バンス効果」が強く出過ぎてしまうことがあるのです。
イメージしてみてください。
氷の上で、平らな板を滑らせようとすると、スムーズに滑りますよね。
でも、その板を少しでも傾けて角からぶつけると、ガツンと弾かれてしまいます。
ドルフィンウェッジの場合、ソールが地面に当たった瞬間に「パンッ」と強く跳ね返され、その反動でヘッド全体が浮き上がります。
その結果、フェースの刃(リーディングエッジ)がボールの赤道(真ん中)を直接叩いてしまい、トップのミスになるのです。
では、硬い地面でドルフィンウェッジを使うにはどうすればいいのでしょうか。

硬いライでの対処法
- ボールをいつもより少し右足寄りに置く:
ダウンブロー(上から打つ軌道)の最下点の手前でボールを捉えやすくするためです。 - ハンドファーストの度合いを強めすぎない:
鋭角に入れすぎると、バンスが強く当たって跳ねやすくなります。ほうきで掃くように、鈍角に入れるイメージが重要です。 - ソールを滑らせようとせず、ボールだけをクリーンに拾う:
地面にソールを「ドン」とぶつけるのではなく、ボールの赤道より下を「カツン」と拾う意識を持ちましょう。
ただ、正直に申し上げますと、カチカチのベアグラウンドのような極限状況では、ドルフィンウェッジの広いソールは不利になることがあります。
そういった場面では、無理にサンドウェッジを使おうとせず、ソールの狭いピッチングウェッジや9番アイアンを持って、パターのように転がす選択をするのが、スコアメイクにおいては最も賢い選択です。
「道具の限界を知り、無理をしないこと」も、ゴルフ上達の重要なスキルの一つですからね。
ダサいという評判は誤解でオートマチックな性能
インターネットでドルフィンウェッジについて調べようとすると、検索候補に「ダサい」なんて言葉が出てくることがあります。
これを見て、購入をためらってしまう方もいるかもしれませんね。
確かに、独特な波打つようなソールの形状や、可愛らしいイルカのロゴマークは、タイトリストやクリーブランドといった伝統的な「プロモデル」の硬派な美学とは少し異なります。
キャディバッグに入っていると、「あ、この人、初心者用を使ってるな」と思われるんじゃないか……そんな不安を感じる気持ちも、痛いほど分かります。
しかし、私はここで声を大にして言いたいのです。
「ゴルフにおいては、スコアが出るクラブこそが正義であり、最もカッコいい」と。
どれだけ見た目がシャープで格好いいプロモデルのウェッジを使っていても、バンカーから3回も4回も出せなかったり、グリーン周りの大事な場面でチャックリを繰り返してしまっては、ゴルフを楽しむどころではありません。
同伴者から見ても、「道具は一丁前なのに……」と思われてしまうのがオチです。
逆に、ドルフィンウェッジを使って、バンカーから一発で「パンッ」と綺麗な音を立てて脱出し、ピンそばにピタリと止める。
これほどカッコいい瞬間はありません。
実は、ドルフィンウェッジのデザインは、単なる奇抜なデザインではなく、すべて機能に基づいた「機能美」なんです。
あのヒールの出っ張りも、幅広いソールも、カットされたトゥ側も、すべては私たちアマチュアゴルファーのミスを減らすために、物理計算され尽くした形なのです。
実際に使ってみて、その圧倒的なやさしさに助けられ、ベストスコアを更新できた時、その独特な形状は「頼もしい相棒」の姿に見えてくるはずです。
「ダサい」なんて言っている人は、食わず嫌いをしているだけ。
結果で黙らせてやればいいんです。
自分のゴルフを助けてくれる道具を堂々と使うことこそ、真のゴルファーの姿だと私は思いますよ。
プロも実践するやさしい打ち方とハンドファースト
では、ドルフィンウェッジを「難しくなく」、その性能を100%引き出して使うためには、具体的にどう振ればいいのでしょうか。
答えは非常にシンプルです。
「小細工をせず、オートマチックに振る」
これに尽きます。

実は、プロや上級者がドルフィンウェッジをテストする際、彼らは決して難しい打ち方をしません。
フェースを開いたり、カットに打ったり、手首をコネたりといった操作を一切しないのです。
具体的なアドレスと打ち方のポイントを整理してみましょう。
ドルフィンウェッジの基本の打ち方
- フェースの向き:ターゲットに対して常にスクエア(真っ直ぐ)にセットします。
- ボール位置:スタンスの中央か、ボール半個分だけ右足寄りに置きます。
- スタンス幅:肩幅程度か、それよりも少し狭めに取ります。
- ハンドファースト:グリップエンドが左太ももの内側を指す程度の、ごく自然なハンドファーストを作ります。極端に手元を前に出すのはNGです。
スイング中の意識としては、「ソールを滑らせる」という感覚を信じることが最も大切です。
多くのアマチュアゴルファーは、ダフるのを怖がって上から鋭角に打ち込んだり、逆にボールを上げようとしてすくい打ちになったりします。
しかし、ドルフィンウェッジでそれをやると、せっかくの「潜らないソール」の良さが消えてしまいます。
クラブの重さに任せて、ソール全体を地面に「トンッ」と着地させるようなイメージで振ってみてください。
「こんな手前から入っていいの?」と思うくらい、ボールの手前の芝にソールを落としてしまっても大丈夫です。
驚くほどスムーズにヘッドが滑り、ボールがふわっと上がってくれるはずです。
また、グリップの力加減も重要です。
ギュッと強く握りすぎると、手首が硬くなり、ソールの滑りを邪魔してしまいます。
小鳥を優しく包むくらいの力加減で握り、体の回転に合わせてヘッドを動かしてあげる。
これだけで、ドルフィンウェッジはあなたの期待以上の仕事をしてくれますよ。
ここまで、ドルフィンウェッジの特性についてお話ししてきました。
ここからは、具体的にどのモデルを選べばよいのか、DW-118とDW-120の違いを中心に解説していきます。
自分に合ったモデルを選ぶだけで、「難しい」が「簡単」に変わる瞬間を体験できるはずです。
118と120の違いがドルフィンウェッジの難しさ
「ドルフィンウェッジを買おうと思ったけど、118と120があってどっちがいいか分からない」
そんな悩みを持つ方は非常に多いです。
見た目は似ていますが、実はこの2つ、性格が全く異なる兄弟のような関係なんです。
ここを間違えて選んでしまうと、「思っていたのと違う」という結果になりかねません。
それぞれの特徴を理解して、あなたにぴったりの一本を見つけましょう。

初心者にはストレートネックのDW-118が最適
まずご紹介するのは、ドルフィンウェッジの代名詞とも言えるロングセラーモデル、DW-118です。
このモデルの最大の特徴は、「ストレートネック」を採用していることです。
ストレートネックとは、構えた時にフェースの刃(リーディングエッジ)がシャフトの延長線上に真っ直ぐに見える形状のことを指します。
では、なぜこのDW-118が初心者の方におすすめなのでしょうか。
一番の理由は、「構えた時の方向性の出しやすさ」にあります。
ターゲットに対してフェースを真っ直ぐ合わせやすいので、「あそこに向かって打つんだ」というイメージが明確に湧きます。
また、ストレートネックは構造上、球の「引っかけ(左へのミス)」が出にくいという特性があります。
アプローチで緊張すると、どうしても手先でこねてしまって、ボールが左に飛び出すミスが出やすくなりますよね。
DW-118は、そんなミスをクラブが未然に防いでくれるんです。
さらに、オートマチックにボールを拾ってくれる性能は、この118の方がより強く感じられます。
「フェースを開いたり閉じたりするのはよく分からない」
「とにかく真っ直ぐ構えて、真っ直ぐ打ちたい」
「バンカーショットやアプローチにとにかく強い苦手意識がある」
そんな方は、迷わずこのDW-118を選んでみてください。
「構えて、打つだけ」というシンプルさを極めたこのモデルは、あなたのゴルフを劇的にシンプルにしてくれるはずです。
操作性を求めるならセミグースのDW-120
一方、後発モデルとして登場したDW-120Gは、「セミグースネック」を採用しています。
グースネックとは、フェースの刃がシャフトの線よりも少し後ろ(右側)に引っ込んでいる形状のことです。
ガチョウ(Goose)の首のように曲がっていることから、この名前がついています。
この形状の最大のメリットは、「球のつかまりが良い」ことです。
ボールが右に行きにくく、包み込むようなイメージで打てるため、スライス回転がかかりにくくなります。
また、DW-120Gは、118に比べてほんの少しだけ操作性が残されています。
完全にオートマチックな118に対し、120Gは「ちょっとだけ自分の意思を伝えられる」余白があるようなイメージですね。
例えば、少しだけハンドファーストを強めて低い球を打ちたい時などは、グースネックの方がイメージが出しやすいです。
そして、もう一つ重要な選び方のポイントがあります。
それは、「普段使っているアイアンとのつながり」です。
ゼクシオやピンのGシリーズなど、アベレージゴルファー向けのやさしいアイアンの多くは、グースネックを採用しています。
もしあなたがそういったアイアンを使っているなら、ウェッジだけストレートネックのDW-118にすると、構えた時に「顔が違う」という違和感を感じることがあります。
アイアンの流れを汲んでスムーズに構えたい方や、アプローチで少し球をつかまえてランを出したい方には、こちらのDW-120Gが非常に扱いやすいでしょう。
| 比較項目 | DW-118 (ストレート) | DW-120G (セミグース) |
|---|---|---|
| ネック形状 | ストレート | セミグース |
| 球のつかまり | 普通(左に行きにくい) | 良い(右に行きにくい) |
| 操作性 | 完全オートマチック | ちょっぴり操作できる |
| おすすめな人 | 左へのミスが怖い人 シンプルに打ちたい人 |
スライスが悩みの人 アイアンがグースの人 |

バンカー専用なら58度や64度のロフト選び
モデルが決まったら、次は「ロフト角」選びです。
ここを間違えると、せっかくのドルフィンウェッジも宝の持ち腐れになってしまいます。
特にバンカー対策として購入を考えている方は、慎重に選ぶ必要があります。
もしあなたが、「とにかくバンカーから一発で出したい!」という強い目的で導入するなら、58度、あるいは思い切って64度をおすすめします。
一般的なサンドウェッジのロフト角は56度が多いですが、ドルフィンウェッジの特性上、フェースを開かずに打つことが多いため、ロフト角そのもので高さを出す必要があります。
56度でスクエアに打つと、アゴの高いバンカーでは高さが足りずに縁に当たってしまうリスクがあります。
しかし、58度や64度であれば、ただ普通に打つだけで、プロがフェースを開いて打った時のような「ふわっ」とした高い球が自然に出ます。

ロフト選びの目安
- 56度:
アプローチとバンカーを一本でこなしたい万能型。グリーン周りの転がしもやりたい人向け。 - 58度:
バンカー脱出を最優先したい人向け。球を上げて止めたい場面が多いコースに行くならこれ。 - 64度:
ロブショットのような高い球をオートマチックに打ちたい人向け。「バンカーに入れたら終わり」と思っているほどのバンカー恐怖症の方には、この64度がまさに「魔法の杖」になります。
特に64度は、距離が出ない分、ホームラン(飛びすぎてグリーンオーバー)の心配も少ないので、思い切って振っていけるというメリットもあります。
あくまで「バンカーや近距離専用のお助けクラブ」としてバッグに入れておくなら、64度は最強の武器になるでしょう。
また、ウェッジの構成を考える際は、ピッチングウェッジとのロフト間隔も重要になります。もし全体のバランスで迷われている場合は、「ウェッジセッティングは50・56・60度が最強!を最新技術で証明」の記事も参考にしてみてください。
(出典:キャスコ株式会社公式サイト ドルフィンウェッジ製品一覧)
苦手なアプローチにはチッパーのDW-119
「バンカーはなんとかなるけど、グリーン周りの花道からのアプローチが怖い」
「どうしてもザックリやトップをして行ったり来たりしてしまう」
そんな悩みをお持ちの方も多いはずです。
いわゆる「アプローチイップス」に近い状態かもしれません。
そんな方には、通常のウェッジ形状ではなく、DW-119(ドルフィンフライングウェッジ/ランニングウェッジ)という選択肢を強くおすすめします。
これは、カテゴリーとしては「ウェッジ」という名前がついていますが、実質的には「チッパー」に近いモデルです。

最大の特徴は、パターと同じような太いグリップが装着されており、ライ角(地面に対するクラブの角度)もパターに近い設計になっていることです。
つまり、「パターと同じようにストロークするだけでアプローチができる」というクラブなんです。
「ウェッジで打つ」という動作には、どうしても「手首を使う」「リズムをとる」「打ち込む」といった複雑な要素が絡んできます。
これがプレッシャーのかかる場面でのミスの原因になります。
しかし、パターの打ち方なら、多くの方がリラックスして打てますよね。
DW-119には、キャリーとランの比率が計算された2つのモデルがあります。
- DFW-119(フライング):キャリー1:ラン1の割合。少し浮かせて寄せたい時に。
- DRW-119(ランニング):キャリー1:ラン3の割合。転がして寄せたい時に。
「チッパーを使うのは邪道だ」なんて言う人もいるかもしれません。
でも、スコアカードには「何を使って寄せたか」なんて書かれません。
「寄れば勝ち」の精神で行くなら、これほど頼りになる武器はありませんよ。
難しいドルフィンウェッジもシャンクや違いを理解して克服
今回は、ドルフィンウェッジが「難しい」と言われる理由や、DW-118とDW-120の違いについて解説してきました。
最後まで読んでいただいた皆さんなら、もうお分かりですよね。
ドルフィンウェッジは、決して難しいクラブではありません。
むしろ、私たちのアマチュアのミスを極限まで減らしてくれる、非常に合理的で科学的なクラブです。
「難しい」と感じてしまうのは、クラブのせいではなく、以下の2つのどちらかが原因であることが大半です。
- フェースを開きすぎてシャンクを誘発している(使い方の間違い)
- 自分のスイングタイプや目的に合わないモデル・ロフトを選んでいる(選び方の間違い)
まずは、自分の悩みが何なのか(バンカーなのか、アプローチなのか、右へのミスか左へのミスか)を整理してみてください。
そして、今回ご紹介した選び方を参考に、最適なモデルを手に取ってみてください。
正しいモデルを選び、フェースをスクエアに構えて、シンプルに振る。
たったこれだけで、あなたのゴルフ人生から「バンカーの恐怖」や「アプローチの不安」が消え去るはずです。
ドルフィンウェッジという最高の相棒と共に、もっと優しく、もっと楽しいゴルフライフを送ってくださいね。

